ご挨拶

1880年に設立した法政大学において、法政大学通信教育部は1947年に設立し、70余年の間、法政大学の中で歴史を積み重ね、そのあゆみの中で、世界中で活躍する多くの優秀な卒業生を輩出してきました。

そして、法政大学の卒業生組織である、法政大学校友会が誕生したのは古く、1888年のことであり長い伝統を重ねています。そこでは多くの法政の卒業生団体が、学部、地域、クラブ、付属校などを単位として結成され、法政大学校友会公認のパートナー組織として活動しています。しかし、このようななか、残念ながら通信教育部においては、これを単位とした公認の卒業生組織はありませんでした。公認されるためには、法人類似の組織や機関、内部規約、入退会基準、一定の会員数など、会としての永続性を備えることが求められます。そこで我々は『法政大学通信教育部校友会』をこの3月に設立し、会員数を除く諸要件を充足し、パートナー組織登録申請をいたしました。

もちろん、通信教育部の卒業生もそれぞれの出身学部などに応じた公認卒業生団体に入会することができますが、通信教育部卒業生の皆さまが集い、スクーリング授業や単位習得試験などの思い出で母校を懐かしむ場所とは言いづらい面もあろうかと思います。

我々は、法政大学通信教育部の卒業生同士が親睦を深め、楽しめる機会のお手伝いをしたいと思います。そして、世代や地域を超えて出逢いの喜びを体感でき、連携できる場所を創り出したいと考えています。

また、複数の公認卒業生組織に所属することももちろん可能ですから、会員の皆さまが他の卒業生組織に参加する際のプラットホームの場所を提供することもできると考えています。

法政大学通信教育部を卒業したことに喜びと誇りを感じ、多様な成長を続けられる『法政大学通信教育部校友会』を目指し、皆さまとともにこれから創り上げていきたいと願っております。ご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

2020年3月

法政大学通信教育部校友会

会長 米 田 俊 彦